Airbnb、観光健全化部門を設立
Airbnb、観光健全化部門を設立

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Airbnb、観光健全化部門を設立

Airbnbは本日、世界中の国や都市で地元に密着した地方ならではの旅を推進し、サスティナブルな観光産業を支援していくための取組みとして、観光健全化部門を立ち上げました。新部門の設立と合わせて、Airbnbでは、健全なツーリズムが、ホスト、ゲスト及び都市に恩恵をもたらしていることを示す新たなデータを発表しました。また、世界各国の旅行業界のリーダーで構成される観光諮問委員会を創設することも発表しました。

10年前にAirbnbが創業されて以来、旅行者は、典型的な観光地ではない新たな目的地を発見して巡るようになり、世界中で、観光産業による経済効果を地元の中小企業や住民へもたらすようになりました。Airbnbはパートナーシップやさまざまなプログラム、イベントを通じて築いてきたこの分野をさらに発展させて地域経済の活性化に取り組み、まだあまり知られていない場所への旅行を推進すると同時に、観光健全化部門による新しい旅行習慣をサポートして行きます。

The Yoshino Cedar House

「旅行・観光業界は最も急速に発展している産業の1つであり、できるだけ多くの人たちが恩恵を受けられるようにすることが重要です。しかし、現状では必ずしもすべての地域でツーリズムが平等に恩恵を生み出しているわけではありません。誰もが旅行の恩恵を得られるようにするために、Airbnbではこれまで何十年にも亘って、各都市の悩みの種になってきた、旅行に対する健全な選択肢を提供します。

Airbnbは地方ならではの旅をサポートし、多様ですべての人々に平等かつサスティナブルな観光産業を支援します。Airbnbのグローバルなホストコミュニティ、最も必要とする場所で観光を振興するAirbnbの能力、そして本業とするホスティングによる持続的な恩恵を組み合わせることで有意義な収益を得ることを通じて、Airbnbは地域、地元住民、旅行者の誰にとっても最も良い旅の形を提供しているのです」

 

Airbnbのグローバル政策&広報担当最高責任者クリス・レヘイン(Chris Lehane)

Airbnb、観光健全化部門

Airbnbは観光業界の健全化を促進するために、すでにいくつもの取り組みをスタートさせています。昨年、共同創業者兼CPOのジョー・ゲビア(Joe Gebbia)は、高齢化や少子化、若者の都会への流出によって人口減少に悩まされている地域にランドマーク的な宿泊施設として「吉野杉の家」をオープンさせました。以来、この家には世界32カ国から訪れた何百人ものゲストが宿泊し、ホストやゲストの地元での消費がこの小さな町の70人分の雇用を支えるようになりました。観光健全化部門では今後も引き続き、イタリアの小さな村から中国の田舎の町まで、世界中で地方の再生に重点的に取り組み、より多くの旅行客を呼び込みたいと考える地域に、それぞれの事情に配慮しながら持続可能な方法で観光による経済的恩恵をもたらせるよう支援を続けて行きます。

Civita, photo by  Piotr Niepsuj

健全な旅行産業を推進するためのもう1つのプロジェクトとして、Airbnbは南アフリカのケープタウン大学のビジネススクールと連携し、2018年9月に「アフリカトラベルサミット」を開催します。3日間に亘って行われるこのサミットには、アフリカ全土から最も革新的な考え方を持つ人たちが集結し、テクノロジーをどのように活用すればより持続可能ですべての人々に平等な観光産業を形成して、サービスが行き届かないアフリカの地域社会に力を与えることができるのかについて話し合います。このサミットでは、リソースが不足してもこうした地域をサポートすることのできるレジリエントな観光産業の構築方法についてもフォーカスします。

また、Airbnbは大規模なイベントを開催するために、持続可能な方法で宿泊受け皿の規模を拡大する上でもコミュニティの役に立っています。2016年のリオ・デジャネイロオリンピック後に世界経済フォーラムが実施した調査によれば、オリンピック期間中、Airbnbの宿泊者数が急増し、これらの観客すべてに行き渡るだけの客室数を提供するためには、新たに257軒のホテルを建設する必要があったという結果が報告されています。直近の例では、韓国で開催された冬季オリンピックの期間中、15,000人のゲストがAirbnbを利用してオリンピックの観戦に訪れており、ホテルの客室7,500室分の収容人数に相当します。競技が開催された地域全体で、ホストが得た収益の合計は230万ドルを超え、宿泊料金として得た金額の97%が国内に留まり、地域住民の手に渡っています。

Airbnbが世界中でプラス効果をもたらしていることを示す新たなデータを発表

Airbnbが提供する健全な旅の形は、世界中の都市や国に有意なプラス効果をもたらしています。Airbnbは本日、地方自治体との透明性に対するコミットメントの一環として、利用者数上位300都市、80カ国の2017年のデータを発表し、健全な旅行産業が恩恵をもたらしていることを実証しました。

<日本全国>

  • 日本全国を訪れた旅行者数:585万人
  • 出身国数:150カ国以上

 

<東京都>

  • 東京を訪れた旅行者数:180万人
  • 出身国数:150カ国以上

<大阪市>

  • 大阪市を訪れた旅行者数:162万人
  • 出身国数:150カ国以上

<京都市>

  • 京都市を訪れた旅行者数:67万人
  • 出身国数:150カ国以上

<福岡市>

  • 福岡市を訪れた旅行者数:33万人
  • 出身国数:99カ国

また、今回、Airbnbが世界各国でどのように健全な観光・旅行産業をサポートしているのかを示す新たなデータも発表しています。

  • 全世界のAirbnbホストの88%が、環境に優しい洗浄剤の使用、リサイクルの利用、ゲストへの公共交通機関の利用推奨、ソーラーパネルの設置など、環境に配慮したホスティングを行っています。
  • Airbnbのゲストの84%が、Airbnbを利用した理由として「暮らすような旅がしたいから」と答えており、66%のゲストが「ホームシェアリングによる環境面のメリット」が選択の際の重要な要素になっていると答えています。
  • Airbnbのゲストの89%がAirbnbを利用した理由として「都市全体を通じてホテルよりも便利な立地にある」ことを挙げており、44%のゲストが滞在先の周辺でお金を使っていました。
  • Airbnbのゲストの53%がAirbnbを利用することで節約したお金を宿泊した都市やその周辺のビジネスでお金を使っていました。

Airbnb 観光諮問委員会の設立

旅行業界が成長していく上で、健全で持続可能な観光産業を促進していくことは特に重要です。世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)によれば、旅行業界は全世界で3億1,300万人の雇用を支え、世界のGDPの10%を生み出しています。Airbnbは本来的に健全な旅行方法を提供すると同時に、長期的なビジョンやアクティビティを形成して、旅行によって引き起こされるオーバーツーリズムの解消にAirbnbが確実に貢献できるよう、観光諮問委員会を設立しました。

観光諮問委員会には、世界の旅行・観光業界で長年、こうした議論を方向付けてきた思想面や政策面のリーダー達も名を連ねています。

  • David Scowsill:EON Reality 最高経営責任者、WTTC前代表兼CEO
  • Taleb Rifai:国連世界観光機関 前事務総長
  • Rosette Rugamba:Songa Africaおよび Amakoro Lodgeマネージングディレクター、前ルワンダ観光局局長
  • Professor the Hon Bob Carr:元オーストラリア外務大臣、元ニューサウスウェールズ州首相

「科学者たちが次第にテクノロジーやツーリズムの恩恵について懐疑的になっている今、どうすればこの両方をどうすれば世界をより良くするための力にできるのかを示す好例がAirbnbです。Airbnbは健全ですべての人々に平等かつサスティナブルなツーリズムの象徴であり、今回、私の経験を活かして、時宜を得たこの有意義な取り組みを支援できることに大いにやりがいを感じています」

Airbnb 観光諮問委員会のメンバーであるHon Bob Carr

Airbnbのクリス・レヘインは次のように述べています。「Airbnbの観光諮問委員会に旅行業界の第一人者というべきリーダーの方々に加わっていただいたことを非常に嬉しく思っています。メンバーはいずれも、これまで旅行・観光業界をけん引し、業界の健全性を促進するために多大な貢献を果たしてきた人たちであり、オーバーツーリズムの解消についての見識をうかがうとともに、皆さんの持つ豊富な専門知識を活かして世界中で健全なツーリズムを促進し、振興を図っていけるものと楽しみにしています」

ご質問やご意見などがありましたら、press-jp@airbnb.comまでご連絡ください。